警察に行って「銃を所持したい」と言ったら30分以上取り調べ?聞き取り?を受けた話

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今回は銃を所持するための最初の最初、「すべてはここからスタート!」っていうところの話です。

日本では銃というもの自体が一般生活からかけ離れたところにあるので、なんとなく「悪いもの」というイメージを持たれがちです。
銃のない生活が当たり前だからこそ日本の治安は維持されているといえます。
大変すばらしいことだと思います。

さて、それはそれとして…
今回はブログ主が銃を持つために、最初に警察署に行った時のことを発信していこうと思います。

「猟銃には興味があるけど、どうしたらいいのかわからない。」
「警察に何を聞かれるのか怖くて一歩踏み出せない。」
という人がいらっしゃれば、参考にしていただきたいと思います。

まず大前提として、日本では普通、銃を所持することはできません。

見たこともないと思います。
これは、1588年に豊臣秀吉が行った「刀狩令」以来、銃器の所持・使用等に関して厳しい規制が行われてきたからです。
歴史を感じますね。
現在の日本では銃刀法で厳しい規制をしています。

しかし「例外なく所持が不可能」というわけではなく、公安委員会から特別な許可を受けた人には銃の所持が認められます。

銃と一口に言ってもいろいろな種類があります。

銃刀法で規制しているのは、殺傷能力のある取扱いを誤ると大変危険な銃です。
「猟銃」「空気銃」がこれに当たります。
発砲時、火薬の力を使う銃を「猟銃」、空気やバネの力を使う銃を「空気銃」と呼びます。
※狩猟の世界では火薬を使う銃を「装薬銃」と呼びますが、「猟銃」と同じ意味です。

いわゆる「ソフトエアガン」や「モデルガン」は年齢制限こそ存在するものの、法律上では玩具です。
従って、所持するのに公安委員会の許可を受ける必要はありません。
(ただし、改造して威力を上げたりすると銃刀法に抵触する場合があります。)

あおい

普通の人はそんなの考えたこともないけどね!!

猟銃の種類は「散弾銃」「散弾銃及びライフル銃以外の猟銃(いわゆるハーフライフル銃)」「ライフル銃」と分かれていますが、これは説明が長くなるのでまた別の機会に。




ここまでで何が言いたいかというと、散弾銃を持つためには公安委員会の許可を受けなければならず、そのための窓口が警察です。
で、これは地域差が大きいという話も聞きますが…
一見さんが警察に「銃を持ちたい」と訪れると色々と聞かれるわけです。
治安を守るのが警察の仕事なのでもちろん当たり前のことです。


実態はどうなのかということに関心を持たれる方もいらっしゃるので、自分の経験をできるだけ赤裸々に語ってしまおうと思ったわけです。

ちなみに、猟銃を所持するための最初の行程として「猟銃等講習会(初心者講習)」を受講して試験に合格しないと先に進めないことは知っていたので、警察には「猟銃等講習会の申込みをしたいのですがどうしたらいいですか。」と言いました。

最初アポなしで警察に行ったら、担当部署の方はみんな捜査?に出ていたらしく、「後で担当から連絡します。」と言われました。
その日のうちにお電話をいただけましたが、「講習会は現在予約が一杯で申込めません。本当に申込みたいならご自身で県のホームページを頻繁に確認して、次の日程が発表されたらすぐに来署してください。」と言われました。
仕方ないので、毎日ホームページを見ていると…!!
ある日次の講習会日程が示されていたので、再び警察に伺いました!!


聞き取り?取り調べ?はここからスタートです。

銃のことで警察にお邪魔すると、都度色々なことを聞かれます。
警察署で奥の部屋に通されることなんて普通ないので、びっくりすると思います。

※実際に担当してくださった警官をアイコンにするわけにもいかないので、今回はあおいちゃんのお母さんのゆうかさんに担当官役をやっていただきます。

~別室にて~

ゆうか

えーと…
お名前はおろちさんですね…
今回猟銃を持ちたいということですが、その理由は何ですか???

おろち

狩猟をやりたいからです!

ゆうか

ここら辺ではあまり鹿とか猪はいませんけど…
狩猟ですか???
なぜ狩猟をやりたいんですか??

おろち

実は、昔から生物学が好きで、食物連鎖とか自然の摂理をよく考えてました!!
人間は今でこそ食物連鎖のピラミッドから外れていますが、
生き物として考えた場合、その中に組み込まれるのが自然のこ…

ゆうか

狩猟をやるには狩猟免許が必要ですがお持ちですか??

おろち

……。
今は持っていませんが、申込時期が来たらそちらも取得していくつもりです……

ゆうか

所持目的が狩猟の場合狩猟免許がないと許可になりません
とりあえず今回は講習会の申込みだけなので大丈夫ですが、覚えておいてくださいね!

ゆうか

では、すみません
これからはプライベートな内容をお伺いします!
仕事はされてますか?

おろち

はい
〇〇で働いています
部長です

ゆうか

収入はどれくらいですか???

おろち

月〇〇万円くらいです

ゆうか

借金はありますか???

おろち

住宅ローンが〇〇〇〇万円くらいあります

ゆうか

過去に自己破産等してないですか???

おろち

してないです

ゆうか

精神疾患や脳のご病気にかかっていませんか???

おろち

かかってないです

ゆうか

アルコールとか当麻とか覚せい剤とか、薬物中毒になっていませんか???

おろち

ないですね

ゆうか

誰かを〇したい!とか、自〇したい!って考えたことはありますか???

おろち

ないです

ゆうか

自宅は持家ですか???
借家ですか???

おろち

持家です

ゆうか

過去に銃の所持許可を受けて取消しされたこと等はありませんか???

おろち

許可を受けたことがないです

ゆうか

その他に犯罪歴はありませんか???

おろち

(私は大変なものを盗んでしまいました…
それはあなたの心です…)

※銭形風

おろち

ないですね!

ゆうか

ストーカーをしたことがありますか???

おろち

…ないですね!(# ゚Д゚)

ゆうか

家族の関係はどうですか???
家庭内暴力とかないですか???
銃を所持したいと家族にお話しされてますか???

おろち

普通に良好だと思います
家族に話して同意を得ています

ゆうか

近隣住民の方とトラブルはないですか???

おろち

特段に良好ということでもないですが…
トラブルになることは特にないですね

ゆうか

暴力団等とお付き合いがありませんか???

おろち

全くないです

ゆうか

……
わかりました
色々と聞いてごめんなさい
以上になります!!!
試験頑張ってくださいね!!!

ざっとこんな感じだったと思います。
色々と細かいところも聞かれますので30分以上はかかったと思います。
当初は「何でこんなことを聞くのか???」と思ったものですが、実はこれ、みんな銃刀法で定める【絶対的欠格事項】のヒアリングです。
これが何か一つでもひっかかると許可されないと思います。
講習会の申込みの時点ではヒアリングだけで先に進みますが、実際に実銃を使って射撃をする「射撃教習」を申込む時には、すべて警察の調査が入ります。
欠格事項は「何もないよ」ということに対して、いろんな証明書類を揃えて提出する必要があります。
家に来て家族にヒアリングしたり、近隣住民にトラブルの有無について直接ヒアリングしたり、職場に調査が入ったりすることもあります。
犯罪歴などは自己申告させた上、本当かどうか調査します。
仮に嘘をついて申告したとしてもきっちりとばれて、以後マズいことになる(不正申告をして銃を所持しようとした事実が警察の記録に残る)と聞いたことがあります。

これをお読みいただいている皆さんはどのように感じるでしょうか???
「銃を持っている人は怖い人」
「銃を持っている人は悪い人」
いいえ違います。
実際は、公安委員会から銃を持つことを許可された潔白な人ということです。

いかがでしたでしょうか???
最初予想してたことと少し違ったんじゃないでしょうか???
そして、銃の所持に対するイメージが変わったんじゃないでしょうか???

((´∀`*))ヶラヶラ

ではまた次回お会いしましょう!!!

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