(国民の99.99%の人はこれから書くことが何のことだかわからないと思いますが…)
私事ですが今後、狩猟の様子をきちんと記録していきたいと思い、ガンカメラの「Run Cam SCOPECAM 2 4K」を買いました(3万円くらい)。
これはエアライフルに装着して、リアルな狩猟風景を撮影するアイテムです。(写真)
実はSHOTKAMという高性能ガンカメラもありますが、こちらはお値段が高すぎてちょっと手が出ません(15万円くらい)。
いろんなレビューを見ていると火薬を使う散弾銃の場合は衝撃でカメラが壊れたりするので、耐久性能に優れているSHOTKAMじゃないと厳しいみたいです。
おさんぽハンターとしては反動があまり発生しないエアライフルの頻度が高くなりそうなので、この「Run Cam SCOPECAM 2 4K」で行けそうです。
また、エアライフル猟は遠くの獲物を狙うことが多いので望遠機能があるこちらの商品がピッタリなのかもしれません。
(実際の狩猟動画は猟期が始まるまでおあずけですが…。)
普通の人が銃のスコープを覗く機会はなかなかないと思いますが、実はスコープの中にはこんな世界が映っています。
スコープを覗いて庭を見るとこんな感じ↓
エアライフルでは50メートル先の葉っぱ1枚を狙ってきちんと撃ち抜くことができます。
(うまい人は100m~150mでもきちんと撃ち抜けます 驚)
ここで、今回買ったガンカメラの撮影では同様の風景がどう見えるのか試してみました。↓
最初のスコープ内から見える風景と比べれば若干画質が悪いようにも見えます。
でも、狩猟動画を残す望遠のビデオカメラとしては十分だと思いました。
って、話は特に面白くもないと思うのですが…
(…つまらん!!!)
さて、ここで突然問題です!!
スコープと銃口はきれいに同じ向きを向いているのでしょうか???
そんなこと考えたことないけど、スコープと銃口は同じ向きを向いていて、当然スコープと銃身平行だと思ってた!!!
でも、あらためて問題にするっとことは違うってこと???
えええ???
普通の人はこんなことを考えたこともないと思うのですが、ちょっと考えてみてください。
スコープの中には上下と左右に薄い線が引かれていて、そこで狙いをつけるイメージですよね???
で、獲物をその十字の真ん中に狙うとバシッと当たるイメージですよね???
その通りです!!!
ところが…
誰でも知っているようで普段絶対に意識していない2つの要素があります。
スコープから見えている十字線は、銃口から見えているものではない
当たり前ですね。
銃口(銃身)の中にレンズがついていたら弾が発射できませんね。
地球には重力がある
これも当たり前ですね。
誰でも知っています。
スコープと銃口(銃身)が平行に同じ向きを向いていたら、どうなるでしょうか???
赤は視線
紫は弾道
黒いところがスコープと銃身です。
あれ???
目で見てるところに弾がいかない???
そうなんです。
完全に平行だと、自分の見ている十字の真ん中に弾が飛んでいくことは絶対にあり得ないのです。
じゃあなんで、十字の真ん中に当たるって思ってたんだろう???
絶対に真ん中に当たらないなら意味ないじゃん???
実はスコープと銃身は平行ではなく、(見えないけど)少しハの字にのようになっていて、スコープの視線の延長線上と弾道は2回重なるようになっています。
イメージはこんな感じです。
赤は視線
青は弾道
黒いところがスコープと銃身です。
で、右側の2回目の交差ポイントで獲物を狙うわけですが、自分と獲物の距離が合っていないときちんと当たらないわけですね。
ゆえに、スコープを使う場合は目標までの距離がどれくらいなのかを知ることは必須となります。
目標までの距離を数メートル見誤るだけで標的から外れてしまう。
こういうことはあるあるです。
もちろん銃の調整も必要です。
(この回ではその話はしませんが…)
また、手元の揺れ、ブレは狙撃にとって致命的なミスになります。
1mの銃を使っていて手元が1mmずれた場合、100m先ではどれくらいずれるでしょう???
1mm×100m=10cm
そう、10cmずれます。
小鳥相手にそんなにずれたらもう当たらないわけです。
ね?
知らないことあったでしょ???
ここまでを知ったうえであらためて最初のスコープの写真を見てみてください。
何がとは言えないけど、何となくイメージ変わった気がしませんか???
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